真宗寺について
所在地 | 姫路市城東町九七ー八 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
山号 | 光明山 |
創建 | 正保四年(一六四七) |
開基 | 教西(教誓) |
建物 | 本堂・客殿・鐘楼堂・山門・庫裡 |
石碑
播磨政庁之遺跡 | 大正元年 |
光明山真宗寺礎石 | 大正九年 |
城東町移転記念碑 | 大正十五年(改修令和元年) |
国府遺蹟碑 | 大正九年 |
寺号表 | 平成十七年 |
三院駐輦之碑 | 令和元年 |
古瓦
鬼瓦 | 廷亭元年(一七四四)銘 |
亭和元年辛酉(一八〇一) | |
丹羽九朗右衛門(お城瓦師) |
沿革
当山は正保四年(一六四七)、良如上人裏書の絵像本尊(阿弥陀如来画像)が教西に下附され、宇屋惣道場と称するが、尾張の武士門徒達により、正保四年(一六四七)同行打寄り、教西(教誓)を願主にして、本願寺十三世良如宗主御判の絵像本尊を下附され、宇屋惣道場が開創される。
廷亭元年(一七四四)坊舎を再建し、明和六年(一七六九)三月九日富島頼母の取次により、本願寺十七世法如宗主お裏書を以って寺号並びに木仏を授与され、「真宗寺」を公称する。
寛政六年(一七九四)十月五日信慧院(法如)御影を下附され、つづいて十月十日開山聖人の御影が下付されたことにより五尊が満たされた。開山聖人御影を迎えて、初めて宗祖大遠忌を迎えることとなった真宗寺は、亭和元年(一八〇一)桁行六間半、梁間六間、三十九坪の本堂を再建した。
弘化二年(一八四五)蓮如御影を下附される 明治十五年(一八八二)当寺に、国府寺町の城東小学校の国府寺分校が置かれる。
明治四十二年(一九〇九)五月御絵伝・御伝抄を授与される大正八年(一九一九)町の移転により、白山神社の西側に寺基を移し、大正十年(一九二一)六月七日に、遷座法要を執りおこなった。
昭和二十年(一九四五)六月二十二日の空襲で、真宗寺は爆弾の直撃を受け、本堂・庫裡が焼失し、昭和二十一年(一九五一)四月本堂を再建、昭和二十六年(一九五六)に鐘楼を新鋳した。
昭和五十四年(一九七九)九月一日火災によって、本堂・書院を焼失する。
平成元年(一九八九)五月二十一日入仏式会を修し、平成七年(一九九五)十一月五日本堂新築落慶法要を厳修。
浄土真宗は、
鎌倉時代の中頃に親鸞聖人によって開かれた。その後、室町時代に出られた蓮如上人(れんにょしょうにん)によって民衆の間に広く深く浸透して発展し、現在では、わが国における仏教諸宗の中でも代表的な教団の一つとなっています。
浄土真宗の教章(私の歩む道)
宗名 しゅうめい |
浄土真宗( じょうどしんしゅう) |
宗祖 しゅうそ ご閞山(かいさん) |
親鸞聖人(しんらんしょうにん) ご誕生(たんじょう)1173年5月21日(承安(じょうあん)3年4月1日) ご往生(おうじょう)1263年1月16日(弘長(こうちょう)2年11月28日) |
宗派 しゅうは |
浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは) |
本山 ほんざん |
龍谷山(りゅうこくざん) 本願寺(ほんがんじ)(西本願寺(にしほんがんじ)) |
本尊 ほんぞん |
阿弥陀如来(あみだにょらい)(南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)) |
聖典 せいてん |
・釈迦如来(しゃかにょらい)が説(と)かれた「浄土三部経(じょうどさんぶきょう)」
『仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)』『仏説観無量寿経(ぶっせつかんむりょうじゅきょう)』『仏説阿弥陀経(ぶっせつあみだきょう)』
・宗祖親鸞聖人(しゅうそしんらんしょうにん)が著述(ちょじゅつ)された主(おも)な聖教(しょうぎょう)
『正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)』(『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』行巻末(ぎょうかんまつ)の偈文(げもん))『浄土和讃(じょうどわさん)』『高僧和讃(こうそうわさん)』『正像末和讃(しょうぞうまつわさん)』
・中興(ちゅうこう)の祖(そ)蓮如上人(れんにょしょうにん)のお手紙(てがみ)『御文章(ごぶんしょう)』
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教義 きょうぎ |
阿弥陀如来(あみだにょらい)の本願力(ほんがんりき) によって信心(しんじん)をめぐまれ、念仏(ねんぶつ)を申(もう)す人生(じんせい)を歩(あゆ)み、この世(よ)の縁(えん)が尽(つ)きるとき浄土(じょうど)に生(う)まれて仏(ぶつ)となり、迷(まよ)いの世(よ)に還(かえ)って人々(ひとびと)を教化(きょうけ)する。
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生活 せいかつ |
親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教(おし)えにみちびかれて、阿弥陀如来(あみだにょらい)のみ心(こころ)を聞(き)き、念仏(ねんぶつ)を称(とな)えつつ、つねにわが身(み)をふりかえり、慚愧(ざんぎ)と歓喜(かんぎ)のうちに、現世祈祷(げんぜきとう)などにたよることなく、御恩報謝(ごおんほうしゃ)の生活(せいかつ)を送(おく)る。
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宗門 しゅうもん |
この宗門(しゅうもん)は、親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教(おし)えを仰(あお)ぎ、念仏(ねんぶつ)を申(もう)す人々(ひとびと)の集(つど)う同朋教団(どうぼうきょうだん)であり、人々(ひとびと)に阿弥陀如来(あみだにょらい)の智慧(ちえ)と慈悲(じひ)を伝(つた)える教団(きょうだん)である。それによって、自他(じた)ともに心豊(こころゆた)かに生(い)きることのできる社会(しゃかい)の実現(じつげん)に貢献(こうけん)する。
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住職挨拶
当寺は兵庫県姫路市城東町にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)のお寺です。世界文化遺産 姫路城から東へ約1Kmのところに位置しております。東隣りには白山(はくさん)神社という歴史のある神社があり、夏季には社寺門前に咲く蓮の花が地域の方々の心を和ませております。
真宗寺は二百五十余年の間、幾度となく戦災や火災、社会的困難を乗り越えて今日に至ります。これもひとえに、ご門徒様、地域の方々の並々ならぬご尽力の賜物と感謝いたしております。微力ながら私も、いのち有る限り、感謝のこころを胸に、ご門徒様、地域の方々のお役に立てればと思い、精進する毎日でございます。
また、葬儀・法要・墓地・納骨・永代経から作法・儀礼まで様々なご相談もいただいております。有縁の方々ひとりひとりの、よりよいカタチを目指しております。
どうぞお気軽にご相談ください。
住職 後藤和樹